Vol. 01 — 建設コンサルタントのための業務帳簿

原価と資金を、
一つの帳簿で読む。

プロジェクトの原価、入出金、進捗、そしてAIによる予測。 散らばっていた建設コンサルタントの数値を、SmartCost は一冊の帳簿として束ね直します。 経営判断は、もっと早く、もっと静かに下せるはずです。

対象
建設コンサルタント・設計事務所
形態
クラウド・SaaS
主機能
原価/資金/進捗/AI分析

序文

現場の数値は、いつも遅れて届く。

建設コンサルタントの収益構造は、長く、複雑である。 一つのプロジェクトは数か月から数年にわたり、原価は外注、人件費、CAD関連費、 交通費、と細かく散らばる。請求と入金のタイミングは契約ごとに異なり、 キャッシュフローの実像は月次の試算表が締まるまで誰にも見えない。

それでも経営判断は、毎日、下されている。 「この案件は採算が合っているか」「来月の資金は回るか」 「あの人員配置は妥当か」—— 根拠が遅れて届く中で、判断だけが先行する。これが多くの会社の日常である。

SmartCost は、その時間差を縮めるために作られた。 原価入力から資金繰り、進捗、AI による傾向分析までを一枚の帳簿に統合し、 「今、起きていること」を経営者の手元に置く。 派手な機能ではなく、毎日の判断の確度を上げるための地味な仕事を引き受ける。

SmartCost とは

散らばった数値を、一冊の帳簿に。

ダッシュボードには、プロジェクト件数、契約金額の合計、進捗、 そしてキャッシュフローの推移が一面に並ぶ。 別々のスプレッドシートを開き直す必要はない。 経営者が朝、最初に開く一画面として設計している。

SmartCost のダッシュボード画面。プロジェクト統計、契約金額、進捗、請求情報などが一覧で表示されている。
図1 — ダッシュボード(全体俯瞰)

原価管理

プロジェクト原価を、一つの入口に集約する。

外注費、人件費、交通費、その他経費—— それぞれの仕訳の入口を、SmartCost ではプロジェクト単位で一本化します。 月次の突合作業に費やしていた時間が、本来の判断業務に戻ってきます。

プロジェクトごとの契約金額と原価消化の関係は、入力した瞬間から ダッシュボードに反映されます。「あの案件、いま赤か黒か」が、 月次決算を待たずに分かる状態を目指しました。

  • プロジェクト単位での原価エントリと集計
  • CSV / Excel での一括取込み
  • 請求・支払予定を契約金額や原価情報とあわせて管理
原価入力画面。プロジェクトを選択し、外注費・人件費等の項目を入力するフォーム。
図2 — 原価入力(cost-entry)

資金管理

資金の入りと出を、時系列で読む。

契約金額の入金予定と、外注費・人件費の支払予定を時系列で並べ、 月次・週次のキャッシュフローを可視化します。 資金ショートの兆しは、決算書ではなく、この一画面で先に見えます。

経営者が朝、最初に確認すべき情報を、グラフではなく 「読み取れる帳簿」として配置しました。

  • 月次・週次の資金繰り予測グラフ
  • 入金予定/支払予定の時系列表示
  • 請求・支払予定を含む統合的なキャッシュフロー
資金管理画面。月次のキャッシュフロー予測グラフと、入金・支払予定の時系列表が表示されている。
図3 — 資金管理(cash-flow)

進捗管理

進捗と原価を、同じ画面で見比べる。

工程の進捗率と原価消化率を並列で確認できます。 「進んでいるのに利益が出ない」案件—— その構造的な歪みは、進捗 60% で原価 80% が消化された瞬間に 数字で現れます。SmartCost は、そのサインを見逃さないように設計しました。

進捗率 100% のプロジェクトは自動で完了ステータスに切り替わり、 帳簿の上で静かに閉じます。

  • 進捗率の入力と履歴管理
  • 進捗 100% で自動的に完了ステータス更新
  • プロジェクト一覧での進捗の俯瞰
進捗管理画面。プロジェクトごとの進捗率と完了状況が一覧で確認できる。
図4 — 進捗管理(progress)

AI 予測・分析

数値の傾向を、もう一段、深く読む。

プロジェクトの原価推移、契約金額との乖離、進捗の遅延傾向—— 単独で見ても分からない情報を、OpenAI を活用した分析機能で読み取ります。 予算超過リスクの兆候、資金ショートの可能性を、 経営者が気付くより一歩早く拾い上げることを目指しています。

AI 分析機能は段階的に拡充を続けています。 現時点で何ができ、何が「予定」なのかは、資料請求時にご案内します。

  • プロジェクト原価・進捗の傾向分析
  • 予算超過リスクの兆候を可視化
  • 機能拡充は継続中(一部は順次提供予定)
分析・AI 機能画面。プロジェクト全体の傾向と AI による示唆が表示されている。
図5 — AI 分析(analytics)

想定利用シーン

誰が、どの場面で使うのか。

SmartCost は経営者だけのツールではない。 管理部門と現場の管理者、それぞれの仕事に同じ帳簿が違う見え方で寄り添う。

  1. 経営者

    朝、最初に開く一画面で資金を確かめる

    月末の入金予定と月初の支払を一画面で並べ、資金ショートの兆しを早期に把握。会議資料の準備に翻弄される時間を減らし、判断の確度を上げる。

  2. 管理部門

    原価入力の窓口を一本化する

    プロジェクトごとに散在していた仕訳の入口を集約。月次締めの突合作業を圧縮し、責任の所在も明確になる。

  3. プロジェクト管理者

    進捗と原価を、同じ画面で見比べる

    工程の進捗率と原価消化率を並列で確認。「進んでいるのに利益が出ない」案件の構造的な歪みを、月次決算を待たずに掴む。

導入の流れ

相談から運用開始まで、最短1週間。

  1. 01
    相談

    まずは現状の業務フローと、SmartCost で何を解決したいかを伺います。オンライン30分から。

  2. 02
    デモ・お見積もり

    実際の画面をご覧いただきながら、機能・運用イメージをすり合わせ。料金は規模・要件に応じてお見積もりします。

  3. 03
    初期設定・データ移行

    プロジェクトマスタや勘定科目、既存原価データの取込みをサポート。最短1週間で運用開始可能です。

  4. 04
    運用開始・伴走

    運用後も活用相談・改善要望を継続的に受け付けます。アップデートは随時提供。

よくあるご質問

FAQ

対応している会計・原価入力の粒度はどの程度ですか。
プロジェクトごとに原価エントリを行う粒度です。外注費、人件費、交通費、その他経費などをプロジェクトに紐付けて記録します。仕訳レベルの会計入力には対応していないため、既存会計システムとの併用を前提としています。
既存の会計システム・スプレッドシートからのデータ移行は可能ですか。
可能です。CSV/Excel 形式での取込みに対応しています。プロジェクトマスタ、原価科目、既存の原価データについては、導入時にフォーマットの調整と取込みをサポートします。
AI 予測機能は具体的に何をしますか。
プロジェクトの原価推移と進捗率を分析し、予算超過リスクや資金繰りの傾向を可視化します。OpenAI を活用した分析機能を提供しています(一部機能は順次拡充中)。
導入企業の規模感は。
小規模〜中堅規模の建設コンサルタント・設計事務所を主な対象としています。マルチテナント構成に対応しており、会社単位でデータを分離できます。複数拠点・複数会社での運用も可能です。
セキュリティ面はどうなっていますか。
Supabase の Row Level Security を用いて会社単位のデータ分離を行っています。通信は HTTPS、認証はメール/パスワードによるログインに加え、必要に応じて運用面でのアクセス制御を行います。詳細は資料請求にてお問い合わせください。
料金体系を教えてください。
会社規模と利用機能に応じた個別お見積もりとなります。資料請求またはデモのご相談時にご案内します。

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所要
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